金属材料は歴史が古い!今もなお使われ続けている大切な資源

金属材料は歴史が古い!今もなお使われ続けている大切な資源

最も身近な金属材料である鉄はなぜこれほど多く使われているのか

たくさんの鉄筋

鉄を知らない人はいないでしょうが、なぜこれほどまで日常生活の中で鉄が使用されているのかについて考えた事がある人は少ないかもしれません。鉄と人類との関わりはずっと古いものです。そもそも生き物の血液中には酸素を運ぶ赤血球がありますが、この赤血球が酸素を運ぶ仕組みに鉄分が使用されている事から言えば、人類誕生以前から鉄にはお世話になっていると言えます。道具に使用する金属材料として鉄が使用されるようになるのは、紀元前3000年くらいの事で既に5000年以上の歴史を持ちます。当初は精錬の必要が無い隕石のいわゆる隕鉄を用いて鉄製品を作成していましたが、その後に鉄鉱石から鉄を精製する方法である製鉄法が確立されると、道具に使用される金属材料として急激に普及していきます。それまでは銅の合金である青銅器が道具の主な金属材料として使用されていましたが、鉄は青銅に比べて圧倒的に強度が高く、また鋼とする事で強度がありながら粘りもある強靭な性質を獲得するので、薄く成型する事も容易で、また強度が必要な部分にも使いやすいなど道具用の金属材料として見た場合に優秀でした。これは鉄器の誕生時よりも多くの金属材料を得られる現在でも、鉄の優位性というのは変わっておらず、値段の安さも相まって多くの鉄製品が使われているのです。

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